季節の星座・天文イベント
流星群
いつもは静かな美星町の夜も賑やかになる日があります。それは、毎年やってくる流星群のピーク(極大)の日。人々は、流星を見るために美星にやってきます。
流星には、「流星群」と「散在流星」があります。
流星とは、宇宙に漂うチリが、地球の大気と激しく衝突し、高温になって光り輝く現象です。そのチリがまとまっている場所があります。チリの元は彗星です。彗星は、太陽系の仲間です。太陽からとても遠く離れた寒いところからやってくるので「汚れた雪だるま」に例えられます。その雪だるまが太陽に近づくとそのエネルギーで凍りが溶け、中からチリが吹き出します。それが箒のように輝く彗星の尾です(実は、もう一つ「イオンの尾」というものもありますが)。彗星はそのチリを吹き出しながら移動します。彗星が通った後には「ダストトレイル」と呼ばれるチリの道ができます。そこに地球が毎年決まった日に通過します。それが流星群です。流星群には、星座の名前がついています。これは、流星群の流星が四方八方に流れるその中心(放射点)がある星座の名前をとって決めているからです。日本では、毎年ほぼ安定して、多くの流星が流れる3つの流星群「しぶんぎ座流星群(1月)」「ペルセウス座流星群(8月)」「ふたご座流星群(12月)」を「三大流星群」と呼んでいます。
散在流星とはいつ出現するか分らない流れ星で、流星群に分類できない流星のこと。毎日地球に降り注いでおり、美星町の様に夜空が暗ければ毎晩、夜半以降であれば一時間当たり数個は見られます。