美星町で活躍する天文関係者
美星天文台ボランティアスタッフ
美星天文台に訪れる人の数は、週末の晴れた夜には平均約100~150人、連休や夏休みには約300人。家族連れやグループ、カップル、教育、天文ファンなどのほか、星空保護区に認定されて以降は団体ツアー客が増えています。全ての来館者に星空の魅力を紹介するためには、天文台職員だけでは人手が足りません。そこで強力なサポートをしているのが、ボランティアスタッフたち。101cm望遠鏡の操作資格を持っている人や、天文台の友の会である「美星スターウオッチングクラブ」の会員などの有志が担当しています。
ボランティアは施設内で誘導するほか、観望デッキで星空案内を担当。双眼鏡や望遠鏡にその日に見えるホットな星を導入したり、肉眼で見える星座を解説したり、複数のスタッフが盛り上げます。そうこうしているうちに「あっ!流れ星見えた!!」と歓声が響くことも"美星天文台あるある"です。他にも光害防止条例や、施設内に整備されている星空に優しい照明、隣にある美星スペースガードセンターの活動についてなど、多彩な切り口で美星町の星空の魅力を紹介。最近では女性スタッフの姿も増えてきています。
なお天文台では、ボランティア向けの勉強会を年数回実施。美星町の夜空をより魅力的に紹介するため、すべてのスタッフが一丸となって天文知識の研鑽に努めています。