周辺の観光情報
高梁
美星町の北部に位置する高梁市は、美しい山々に囲まれた高梁盆地の中にあります。一年を通じて様々な文化や歴史を楽しめます。
アクセスは美星町から車で約30分。JR岡山駅からJR備中高梁駅までは伯備線・特急やくもで約35分、各駅停車で約55分。また、岡山桃太郎空港から車で約40分の位置にあります。
【城下町高梁】
備中松山城の城下町として発展してきた市街地。江戸時代の武家屋敷が残る石火矢町、県下最古の高梁基督教会堂、国名勝の頼久寺庭園など見どころ満載です。高梁は備中国のほぼ中央に位置する水陸交通の要所でかつては重要な拠点でした。今もなお当時の面影が所々残っています。高梁観光交流センターATTa!では、城下町高梁を気軽にまわれるEVトライク、EVスクーターのレンタルを行っています。
【天空にそびえる備中松山城】
国内で唯一、江戸時代の天守が現存している山城です。急峻な岩山の上にあり、攻略の難しさがゆえに300年も城が生き残った原因とされています。
秋から春にかけての早朝には雲海が一面に広がり、備中松山城が波打つ雲の上に美しく浮かび上がります。本丸では、気まぐれだけど人懐っこい猫城主「さんじゅーろー」がみなさまをお出迎え。天気が良ければ気持ちよさそうにひなたぼっこをしている姿が見られることも!
【銅とベンガラの町 吹屋】
ゆるやかなカーブを描く道の両端に赤褐色の瓦、ベンガラ塗りの格子、赤土壁の家並みが続いています。吹屋の町並みは江戸末期から大正期にかけて、銅の抽出とベンガラの生産で富を得た豪商が招いた宮大工によって建てられました。赤色の顔料ベンガラ色に染まった美しい町並みは吹屋の歴史とともに長者たちが後世に残してくれた文化遺産なのです。
令和2年(2020)6月に「ジャパンレッド」発祥の地ー弁柄と銅の町・備中吹屋ーとして日本遺産に認定されました。
【旧吹屋小学校】
吹屋の町並みの中心部から5分ほど歩いたところに、懐かしい木造校舎がお目見えします。明治時代に建てられたもので平成24年(2012)に閉校するまでは現役最古の木造校舎として多くの人に愛されました。7年の保存修理工事を経て、令和4年から吹屋の歴史や文化を情報発信する地域の新たな拠点施設として活用されています。また、令和5年には日本遺産センターも併設されました。